性虐待【秋澤優】

性虐待【秋澤優】
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お久しぶりです。かなり間が空いてしまってすみません。

 

今回は、タイトルの通り性虐待について書きます。僕は当初「解離」という現象のために性虐待の記憶が消えていました。また、自分がされたことの意味を理解できていませんでした。ですが、最近になってようやっと「解離」によって欠けていた記憶を取り戻し、性虐待を性虐待として認識できるようになりました。僕が受けた性虐待は二つ。母の元恋人と、nさんという人からです。今回はnさんのことを書きます。

 

nさんとは僕が中学2年の時に生活していた盲学校と聾学校の寄宿舎で出会いました。僕は聾学校の生徒、nさんは盲学校の生徒でした。高等部専攻科でマッサージを勉強していました。当時の年齢は40代半ば。僕の父と同じくらいの男性でした。脳に障害があり、そのために目にも障害があること、脳の障害のために余命があまり長くないことも教えられました。僕は初めnさんのことが好きでした。父や母のように僕を怒鳴り散らさないし、大切にしてくれると思っていました。そんなnさんに僕は甘えていたと思います。

 

それは……突然に始まりました。nさんの脳の障害が進行したためにnさんはしばらくの間入院することになりました。その時に人を通して間接的にメールアドレスを教えて欲しいと言われたのです。僕はnさんのことを信頼していましたから、当然のように教えました。それが全ての悪夢の始まりだとも知らずに。

 

nさんは初め、「自撮り」を要求してきました。僕は理由が分からず、何に使うのかと聞きましたが、nさんは笑うばかりでしっかりと答えてくれませんでした。僕は自分の顔にコンプレックスがあったので嫌でしたが、「そんなことを言う何々ちゃんは嫌いだな」と言われて仕方なく従いました。けれどその要求はエスカレートしていきました。この角度から、何かをしている様子を、などと。そしてある時に言われました。「露出の多い服を着た自撮りを見たい」と。僕は当然抵抗しました。でも「そんなこと言うと嫌いになっちゃうよ」と脅されました。それでも僕は露出の多い服など持っていなかったので、正直にそのことを伝えました。そうしたら「制服のボタンを外したのでも良いから」と言われ、嫌われたくない、捨てられたくないという思いで従ってしまいました。

 

それから一年後。僕は都会の高校に入りました。これだけ遠距離なら、もうnさんから何かされることもないだろう。そうたかをくくっていました。しばらくは平穏な日々が続きました。ですが、それはnさんの具合が悪くてメールできずにいただけでした。ある日、学校から帰ってきたら「何々ちゃん、久しぶり〜?!」というようなタイトルのメールが入っていました。悪夢は終わってなどいなかったのです。そして夏休み。僕はnさんにメールで地元の温泉ホテルに誘われました。その時でさえ僕はまだnさんのことが好きでしたから、従いました。これが仮にラブホテルだったら断ったことでしょう。けれど僕の家の近所にあって、幼少期から慣れ親しんだホテルだったので警戒することもありませんでした。

 

当日。7月の終わり頃のよく晴れた日のことでした。僕は温泉ホテルに行きました。nさんに連れられて最上階のレストランで高くて美味しい食事を奢ってもらいました。温泉にも入りました。館内着を渡されましたが、露出が多いように感じたので僕は断りました。でもここはホテルだから、と館内着を強要されました。そして……、「このホテルは昼間、個室を無料開放してるから」と言われて個室に連れていかれました。僕は先ほども書いたようにこの温泉ホテルには幼少期から慣れ親しんでいましたが、そのようなサービスがあるとは聞いたこともありませんでした。つまり恐らくはnさんの嘘でしょう。個室では初めたわいもない話をしました。気がついたら、マッサージをするからと言われて横にさせられていました。横にさせられながら見上げた窓の青い空と空を飛ぶ鳥が今でも忘れられません。そして、僕は「マッサージ」という名目のもと胸を揉まれました。同意など当然ありません。ただ一方的に胸を揉まれただけです。

 

それだけです。他には何もありません。この記憶に気がついた時の僕はかなり混乱して、文章もまともに打てない状態が続いていました。nさんがしたことは犯罪だったと思います。でももう証拠がありません。仮に訴えようとしたところで、nさんは全ての容疑を否認することでしょう。僕には戦う気力さえありません。残されたのは言いようもない恐怖感や無力感だけです。

 

このサイトの読者にはnさんを知る人も居るのかもしれません。イニシャルとプロフィールで誰なのかはすぐにわかることでしょう。それでも僕は書き残したいと思いました。そうしないと前に進めないと思ったから。

 

因みにnさんとは今は連絡を取っていません。以前は某有名メッセージアプリで連絡を取っていましたが、性虐待の記憶に気がついてから怖くて未読無視していました。そして今年8月にnさんから唐突に「僕と契約して魔法少女になってよ!」という連絡が来て、本当に恐ろしくなり、ブロックしてそのメッセージアプリのアカウントも消しました。だから今はもう大丈夫です。

 

nさんと遊びに行った時は、色々なものを買ってくれました。おもちゃもアクセサリーも。それにnさんは僕を怒鳴り散らすこともせず、比較的大切にしてくれました。でもそれは性虐待と引き換えにやっていたことなのだと思います。僕は二度とnさんと会いたくないです。今でも性虐待のことをどう処理したら良いのか分かりません。うっかり、寝転がりながら青空を見てしまった時にはどうしようもなく憂うつになります。けれどここに書き出すことができたので、少し前進しました。

 

ありがとうございました。

この記事の投稿者

秋澤優
秋澤優ライター
6歳~ 両親/親戚/指導員/教員等から心理的虐待/性的虐待/身体的虐待を受けてきました。
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